コンニチハ!yanponです!
それは風の強くやや曇りがちの春の日だった。私は銀座のとある並行店へ足を運び、清水の舞台ならぬ、東京スカイツリーのてっぺんから飛び降りる気持ちで、
「これください!」
の一言を親切な若い女性スタッフさんに伝えました。ええ、私の給料や貯蓄での限界を超えているような金額ですが、幸い前回のローンが終わり、新たにローンを組んで買うことができました(*'ω'*)
迷い迷ったヴァシュロン・コンスタンタン購入!
もともとヴァシュロンの「オーヴァーシーズ」は現行品も格好いいのですが、ケースサイズが大きいのがどうしても気に入らず、ハナからヴァシュロンのスポーツモデルは選択外でした。
しかし、ある時出てきた初代「オーヴァシーズ ラージ」の中古価格が75万円!当時の販売価格が96万円くらいだったので中古価格としてはそこまで下がっていませんが、この値段で買えるヴァシュロンはアンティークものを時より見るくらいでした。市場ではパテックやピゲのロイヤルオークはかなり値上がりしていますが、ヴァシュロンはどちらかというと不人気?!それが価格にも反映されているのでしょうか?とりあえず金額的に射程圏内となりました!←この時点で私の金銭感覚はオカシくなっています('Д')
「どうする?」
「まて、この間一括でジャガールクルトを購入したぞ(40万円)」
「どうする?」
「無理だ。ローン組むとはいえ、金額は実質2ヶ月で100万円くらい使うことになるぞ!」
「どうする?」
「しかしこの機会を逃すと次はいつくるかわからんぞ!」
「どうする?」
・・・あ、表記が「商談中」になった・・・
私は抜け殻になった(*'▽')いたら、「商談中」となり新たに買い付けができなくなりました。そうだよなあ、同じ考えの奴らがいくらでもいるもんな・・。その日私のヴァシュロン購入の夢は儚く終わってしまったのでした・・・
次の日、またサイトでチェックしていると、今度はIWCのマーク12が69万円で掲載されています。おお、これも欲すぃ。ただIWCはすでに持っているし、ヴァシュロンのような頂点に比べると輝きが落ちる・・・と思っていたらソッコー売れた。やっぱみんな欲しいよね、マーク12。そうだなブレゲのアエロバナルも新入荷したようだし、とポチポチ見ていたら、
あれ?昨日の初代「オーヴァーシーズ ラージ」の「商談中」表記が消えて、販売されている!何!キャンセルか?!
この日は金曜日。明日土曜日の終業後(15時)にこれは店舗に行くしかない!と心に決め、(但し予約するほどまだ勇気がない)一晩中そして次の日の仕事もままならないまま、仕事を終え、16時頃店舗に到着!割と混み合っているが、そこをかき分け、お目当てのブツを探す。
あれ?
ないよ?
・・・
・・
・
ガーン!( ゚Д゚)
待てよ、さっき入口に入る直前にスマホで確認したところ、まだ売れていなかったはずだ。それともこれが世に言う「タッチの差」か!呆然としている私に若い女性スタッフさんが声をかけてくれたので、藁にでもすがる思いでスマホに移っているブツを見せたところ、「奥のディスプレイに飾っていました!」とのこと!
ああ!これよ、これ!私のヴァシュロンちゃん(^^)/クラシックを話のネタに見させてもらう。アエロバナルは思っていたより格好よく、欲しい気持ちが芽生えたが、現状クロノグラフのような派手なものを仕事でつける気持ちはないため、次回購入候補として今回はもちろん見送った。知ったかぶりを15分程度して、お付き合い頂いた女性スタッフさんに一つ提案をした。
そう、今回手持ちのオメガ「コンステレーション」を査定してもらおうとしたのだ。あわよくば下取りで足しになったらうれしいということだ。もちろん査定を快く引き受けてもらい、裏手で査定してもらったところ、わずか3分程度だったと思うが、下取りで3万円、という結果に。やはり当時12万円程度で購入したが、もともと高い品物?ではないし、ただ使わないものをいつまでも手元においておくのも可哀そうだ。意を決して、「それでお願いします」と言った。それはつまり、下取り=初代「オーヴァーシーズ」を買う、ことになる。そう、そして続けて私はあの言葉を言うことになる。
私「これください!」
時間が止まった。そう思ったのは私だけだろう(*´з`)100万、200万以上の腕時計の世界で、75万円はもはや入門用の位置づけかもしれない。しかし現在の私にとってはほぼゴール、つまり「アガリ」に近い時計なのだ。もうそこからは女性スタッフさんと楽しく会話しながら、ローンの申し込みやブレスの合わせ、取り扱いなどを流れ作業のように時間が経過していく。
スタッフ「着けていきますか?」
私「はい!」
もうこの一言で私はヴァシュロンのオーナーなのだ!
しかし多額の借金36回払いにしてある(無金利ローンはほんと助かる)。ヴァシュロンのオーナー(仮)とでも3年間はしておこう。その3年間でこの時計にふさわしい人物を目指そう。そうかっこよく銀座を歩く私は、三越で嫁子供にお土産のケーキを買って帰ること忘れない。ちなみに現時点では「嫁には時計を売ってきた」としか伝えていない。いつ気づかれるか、ヒヤヒヤものだ。それはいつも私が味わっているスリルで慣れっこだ。
遂に手にいれた雲上ブランド!
世界時計三大ブランド、いわゆる「雲上ブランド」の一つ「ヴァシュロン・コンスタンタン」の時計を手に入れました!まさか自分がロレックス以上の超高級時計に手を出す、もしくは手にいれるとは数年前までは思ってもいませんでした。身の丈にあっていないことは重々承知。しかし身につけることによって身の丈に合うように努力するようになります(多分・・)。
【オーヴァーシーズ ラージ】
型番:42042/423A-8890
材質:ステンレススティール/SS
文字盤:ブラック/Black
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
ケース:直径 37.0mm (リューズ含まず)
全重量:132g
付属品:内箱(汚れ・ダメージ有)/アーカイブ(2001年)
オーバーホール/外装仕上げ( 2018年3月)※2018年4月時点の購入時情報
現行オーヴァーシーズよりケースのサイズが小ぶりなのが決め手となりました。
まだ着け始めて数日だが、次はレビューをしてみたいと思います。
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【レビュー】ヴァシュロンコンスタンタン「オーヴァーシーズ ラージ」 完璧に所有欲を満たすマルタ十字!
コンニチハ!yanponです! 今回手にした「ヴァシュロン・コンスタンタン」の初代「オーヴァーシーズ」ですが、付属のアーカイブから2001年のモデルとなります。つまり調べると初代オーヴァーシーズの分類 ...
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