コンニチハ!yanponです!
さて今回は意外にも未訪問だった最高峰ブランドの一角と言っても過言ではない「ブレゲ」にお邪魔してきました。
ブレゲ(Breguet )
ブレゲは、1775年に時計の歴史を200年も早めたと言われるアブラアン‐ルイ・ブレゲがパリで創業した時計メーカーである。世界5大時計ブランドと呼ばれることもある。マリーアントワネットが顧客であったことも有名。
と、うんちくは他サイトで見てもらいましょう。そして今まで私とブレゲの接触機会は1回のみ。ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズを購入の際に、対抗候補の一つでもあった「アエロナバル」を試着させてもらった時くらいだ(結局オーヴァーシーズを購入)。ブレゲでは「アエロナバル」はエントリーモデルに近い価格だが、人気は高く39㎜径に上手くまとまったかっちょえー腕時計であると今も思っている(^O^)
幾たびも候補にあがらずスルー、が、遂に検討か?!
しかし、ブレゲはいつも私の候補から外れ、ブティックにも足が向かわなかった。それはやはり単純に「価格が高い」んです。そして「リセールが圧倒的に弱かった」為だと思います。何故か由緒正しきブランドであるにも関わらず、圧倒的にリセールが弱い。これは腕時計ブームの現在でもそうだ。購入価格とリセール価格の差が大きいと私のような金銭弱者かつ売り買いで腕時計を楽しみ、そしてステップアップを考えているようなヤツからすると購入範囲から外れてしまうことが多々ある。そして昨今さらに価格改定で金額が跳ね上がり、ブティックでの新品購入は私には困難、そして遠い存在になっていました。
しかし見方を変えると、リセールが弱いということは中古では割と安価で手に入る可能性が高い。特にブレゲの二次流通市場では値上がり具合は過去と比べ上昇は緩やかだ。特にそのドレスラインは顕著だ。腕時計ブームとは言え、ブレゲのドレスラインの中古価格では新品の半分になることはザラだ。非常に高価だが私が手が出せるギリギリのラインでもある。
そして現在パテックをはじめ、ヴァシュロンやランゲも店頭にドレスラインが不足し、ヘタすりゃ2年待ちなんてザラになり試着もままならなくなってきた。そんな中、この腕時計ブームを脇でひっそり眺めている「ブレゲ」がいた。今こそ検討する価値があるのではないか?!私にもチャンスはやってくるのか!?私はモーレツにブレゲを見たい病に侵されていた。私が新品購入をできるかは甚だ疑問だが、少しの可能性を信じ、早速モノが取り揃えてあるブティックに寄らせていただきます!
ターゲットは「クラシック」シリーズ!
今回気になるモデルを絞ってあった。今回はドレスラインの「クラシック」シリーズだ。もう私はスポーツモデル、特にクロノグラフのような派手さがある腕時計は好まなくなってきたようだ。完全に歳のせいで好みが変わってきたと思う。そこで仕事にも着用可能なシンプルなドレスラインのウオッチに興味が映ってきた。
ターゲットは「クラシックシリーズ~5177BA/29/9V6」だ。「シリシオン」とも表記があるヤツだ。
上記型番はイエローゴールドだが、店頭にあればホワイトGやローズGも見てみたい。何よりこのモデルは「ブレゲ数字」「ブレゲ針」「コインエッジ」と嘗め回したくなるようなブレゲの特徴がてんこ盛りだ。「エナメル文字盤」の美しさも捨てがたいし、裏スケは所有していないので非常に1つは欲しい・・・ちなみにギョシェ文字盤のドレスラインも素晴らしいのだがキリがないので、あえて今回はターゲットを絞っている。
いざ入店!
私「ドレスウオッチを探しています・・・」(小声)
案の定、高級店の雰囲気にビビる私。何回か聞きなおされました(*´Д`)
とは言え、早速クラシックシリーズを紹介してもらい、丁度今回のターゲットモデルもあり見せて頂くことになった。そしてなんとイエローG、ローズG、ホワイトGと3つ全てありました。ラッキー(゚∀゚)
↑イエローゴールド。一気に年齢が上がる気分だ。これが本当の求めていたクラシカルな色合い。
↑ローズゴールド。肌の色に近くなり温かみが増し馴染みがよい。逆に若返る感覚だ。
↑ホワイトゴールド。すべてのシーンで使える。間違いない。青い秒針が一番きれいに映えるのがホワイトだと思う。
写真では非常にわかりにくくて申し訳ない。イエローGを求めていたが、青い針の風合いをキレイに感じるにはホワイトGが一番良かったと思う。
評価として、サイズは38㎜径。私の細腕(16㎝)にはジャストに近いサイズ。厚さも8.8㎜。こちらも肌に吸い付く薄さだ。それでも3針デイト付でクラシカルなラインではボリュームが少しあるほうで、ゴールドの重さをズッシと感じられて所有感も満たされる。なによりアラビア文字で表情の柔らかさがあり、エナメルのまっさらで美しい顔立ち、ブレゲ針のクラシカルさ、特に秒針の長さがあり、これだけで他と一線をひく美しさがある。もー、惚れる(*^-^*)
唯一サイズで気になったのが、ラグだ。ラグ一体型でケースを作っていないため、メンテ等でのメリットはあるようだが、思いのほか長く感じた(角度かも)。つまりサイズ径が小ぶりだがラグが長いため私のような細腕ではややはみ出してしまう(ベルトが浮く)ような状態になってしまった。クラシックシリーズ自体は絶対的に薄いサイズなのでそこまで気にはならないとは思うが、思いのほかラグの幅とその角度で私の手首では全体として大きく感じ、腕時計の薄さを最大限に生かしきれていない感じを得た。
【5177BA/29/9V6】18Kゴールド、日付表示、自動巻。ひげゼンマイとアンクルと脱進機にシリコン素材、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、3気圧防水(30 m)、ケース径38mm。
なお価格は、イエローG¥3,113,000、 ローズG¥3,179,000、 ホワイトG¥3,256,000と素材で若干違う。これで2022年で2回値上げをしている。辛い(*´Д`)
おまけ!(^^)!
↑SNSで気になっていたコイツ(7097BB/G1/9WU) があったので見せてもらった。「トラディショナルライン」だ。簡単に言うと裏も表もスケルトンだ(ドヤ!)。何も理解しないままコイツの表情に、中世ノスタルジックな箱時計というかそんな機械さを感じてしまい、他ブランドの中の機械見せてまっせ、とは一味違う芸術性を感じていた。40㎜径なので少し大きく感じたが、色合いがシルバー単色なので、思いのほか派手ではなかった印象だ。こういうモデルは苦手かと思っていたが、腕に乗せると印象が変わる。なので試着はやめられない・・・過去に37㎜径もあるのでそちらをチェックしてみたい。
【7097BB/G1/9WU】 18Kゴールド、グレイ仕上げのムーブメントにレトログレイド式スモールセコンド。ブレゲひげゼンマイにシリコン素材、オフセンターに配置されたシルバー仕上げゴールドダイヤル(手彫りギヨシェ模様)、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、3気圧防水(30m)、ケース径40mm。¥4,6090,000(ムリ)。
今回スタッフさんから言われたことでなるほど!と思ったことが一つあった。
個人的にドレスラインの40㎜サイズは大きく感じている。なぜなら手首が細いから。しごく全うな理由だ。それをスタッフさんと話をしたら、
私「手首が細いんで36~38㎜径くらいでないと合わないんですよ」(-_-;)
スタッフ「お客様は手首は細くても、拳が大きめなので、少し大きい径でも見劣りはしませんね」
拳の大きさ!(@_@)そこは考えていなかった。確かに私は拳を小さく感じたことはなかったが、その視点があれば手首が細いから小さい径を買うということにとらわれなくてもいいのでは!?改めて面白い視点を頂けた。スタッフさんありがとう!
最高峰ブランドに間違いない感触。ブレゲを購入するとなんか本国の台帳に登録されるらしい。イマイチ庶民だとピンとこない特典だ。ここに価値を置くならブティック購入しかない。しかし正直中古とはあまりの価格差があるため私にはやはりキツイかもしれない。いやキツイ。しかし何故かこのブームに取り残されている感が否めないブレゲ。狙うなら今かもしれない・・・
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