コンニチハ!yanponです!
ブティック・・・なんと甘美な響きでしょう・・・
私はロレックスとブランパンのみしか行ったことがありません。ブランパンも確かにキンチョーしました。単純に百貨店の正規代理店のほうがかなり敷居が下がるので、そちらで用事はすますことが多かったです。ただ「ブティックに行ってください!」と言われた日にはブティックに行かないと解決できないので、今回はドキドキしながらの訪問となりました。
ブレスのコマの相談で訪問!
訪問理由は割と単純だ。
「ステンレスブレスの予備コマが欲しい」
コマをなくしたわけでなく、半コマあればコマを入れ替えることで私の手首とのフィット感がでると思ったのだ。
私のヴァシュロンちゃんの唯一の欠点がブレスだ。逆折れする無慈悲なブレスということも愛嬌で済ませればよいが、手首周りのフィットするサイスが微妙に緩いことが気にかかっていた。コマを外せばよいと単純に考えて、自分で外して試してみたが、今度は窮屈な感じがする。なんとももどかしい感じなのだ。
そして2年くらい経って初めて思いついたのだが、ヴァシュロンちゃんの調整できる(外せる)コマの長さは2種類ある。長めと短めだが、短めが長めの半分というわけではない長さに気づいた。よって長めを一つ外して、短めを二つ付けると私の手首に適した長さになるのでは!と考えた。しかし残念ながら、手元にある余りコマは長めのものしかない。。これは短めを一つ買うしかない!¥6,000くらいなら買う!という願いを込めて、店頭へ足を運んだ。
早速、日本橋三越のヴァシュロン店舗へ。ブティックなら銀座・・・と思っていたが、いつもその佇まいから、私のような庶民には敷居が高すぎる感じで気が引けてました。あのドアマンがいるお店って逆に若い方のほうが勢いで入店できるんじゃないか?
なので、ネットで調べ、ブティック表示になっていた日本橋三越の店舗へ行ってみた。百貨店は一気にハードルが低くなる!そして他のブランドも見れるから割と楽しかったりする。しかし、そこで待っていたのが、「回答ができない」・・・とのことだった。
ちなみに私の質問は2点。
・古いモデルだがブレスのコマのストックがあるのか?
・ある場合それはいくらになるのか?
だったが、同店舗での回答は難しく、一旦三越の修理カウンターに連れてこられたが、もちろん回答不可(取扱い不可)だった。
スタッフ 「ブティックいったほうがよいです!」
私「ですよね・・・」
コマ1つのことで銀座のブティックに行くのは大変気が引けた。敷居の高さもそうだが、軽くあしらわれたりしたらヴァシュロンというブランドを嫌いになってしまうのではないか?という不安があった。ダウンコートとジーパンとスニーカーの私は非常に考えた。
賑わう銀座で一人ブティックに突入!
覚悟を決めた私は、無心で銀座駅を降り、そのまま中央通りを突っ切り、恐怖の、いいや憧れのブティックに突入した。ドアマンがドアを開ける。来店を歓迎する明るい声が聞こえた(なんて言われたか忘れた)。颯爽と現れた日本語が流暢な外人スタッフさん(ハーフ?)に、
私「ブレスの件で相談したいことがありまして。」
スタッフ「わかりました。どうぞ2階へ。奥の席が空いています。」
えっ! 立ち話でなく、2階の商談席みたいなところに案内され、汗が噴き出てきた。
席に座り、かくかくしかじか・・と今回のブレスの質問をする。
スタッフ「もちろんお調べ致します。創業以来の古い時計も修理等もすべて受け付けているので大丈夫です。調べさせてください。」
私「おお、ぜひお願いします。」
スタッフ「お飲み物は何がよろしいですか?」
私「あ、アイスコーヒーを頂きます・・・」
↑目の前に並ぶアイスコーヒーとチョコレート・・・チョコは手が付けられませんでした・・・
結局、スタッフの方が技師にも相談して、短いコマ(半コマ)外してしばらく様子をみるのがよいというアドバイスにいたった。
ちなみに、半コマ(短いコマ)の金額・・・¥25,080(どん!)
これだけで!?すげー金額だ。いかにキチガイじみているかわかるだろう。しかしヴァシュロンに来る紳士淑女はこんなのは大したことない金額であろうが、私は完全に躊躇った。が、悟られてはいけない。
スタッフ「あまり大きな変化は感じられないと思うのが私と技師の意見ですが、あとは感じ方になりますね」
私「そーですね。なんだかブレスの半コマにこだわるものなんですかね・・・ははは」
↑外された半コマ。ただ、このブレスの半コマは1コマの半分の長さではないような気がするのだが、そこだけ府に落ちない点であった。しかし金額でビビったので今回はよく考えることとしよう・・
↑個人情報の説明書と名刺を頂く。いちいち小奇麗(笑)。
カジュアルかつ丁寧に顧客目線を大事にする雰囲気が伝わってきた場所!
その後、外人スタッフさんの出身の話や新作の話、展示されているアンティーク時計の話など、非常に丁寧に、だけどカジュアルに話して頂き、一気に気分がよくなった。APやパテもこんな感じなのか?とりあえずヴァシュロンはブティックの扉を開くまでは敷居が高いが、入ったとたんお客様目線になってくれて嬉しかった。私のヴァシュロンちゃん(初代オーヴァーシーズ)はヴァシュロンの中では低額の部類だ。何本も持っているわけではないし、その点は差別せず取り扱い、対応してくれたスタッフに感謝です。また常連差別もなくよかった。なーんも買わなかったが、最後にお客様カードに記載した住所にカタログを送ってもらえることで少々浮かれ気味で銀座を後にした。
うーん、皆様、ブティックはいいぞ・・・(高価な装いでなくとも清潔にしっかり挨拶できれば恐れるにたりません、たぶん)
↑送られてきたカタログ。まるで聖書のよう?!そしてお手紙を添えて。中1日という速さ。さすがです(^^)
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。